月次決算時や期末決算時の残高合わせ・振替仕訳について、今回は一番身近な現金の残高合わせについてお話します。
現金商売をする会社では、現金は毎日隣り合わせであり、レジ現金と両替用の金庫があることが多いと思います。掛商売が主な会社でも小口経費用に小口現金を持っていることがあります。決算時にこれらの現金は、決算日現在の残高を再確認することとなります。
決算時に手元にある現金を全て締めるために、お金の種類ごとに数えた金種表を作成し、帳簿残高と合っているか確認をします。この時に、もしずれていることがあれば、原因を明らかにすることが必要です。金銭授受の誤りなどにより原因が不明であるときは、その差額を現金過不足として処理することとなります。現金商売を行っている会社では日々合わせているのでその日ごとに解決していると思いますが、小口現金のみである会社や両替用の金庫の現金なども、決算日に改めて数えることで帳簿と合っているか確認する必要があるでしょう。当然決算日のみ確認すれば足りるものではなく、重要度に応じて確認する期間は毎月、毎週など決めておく必要があります。レジ内の現金や両替用の現金については、「定額制」を採用することで確認を容易にすることができます。
毎日売上がレジに入りますが、つり銭のための定額部分以外を預金へ入金することで、常にレジ内には一定の金額を残すようにします。レジペーパーに出た集計金額と入金額を検討し、毎日売上や過不足を計上するというやり方です。金庫内の両替用のお金についても常に一定額にすることで管理も容易になります。小口現金については、できる限り個人別の立替精算や預金を通して支払うこととし、小口から使う経費自体を減らすことで煩雑さを減らすことができます。
現金過不足が出た場合の仕訳は、余分に現金があった場合には「現金/雑収入」、不足していた場合には「雑損失/現金」として起こします。
Ex、手もと現金が帳簿金額と比べて20円不足しており原因は不明であった
借方 貸方 金額 摘要
Ans、雑損失(不課税)/ 現金(不課税) 20 現金過不足
(カッコ内は消費税の課税区分です。)
(名南通信2008年7月号より)
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